ときのほとり

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雨香

この時期降り続く雨を菜種梅雨、木の芽おこし、万糸雨、草の雨、といろいろと呼び方があります。
雨香(うこう)ーー雨が香ること。
花の香りを含んで降る雨のことです。
この言葉が大好きです。


色としもなく降る雨のいつよりか止みてあら草の緑(あを)

階段の下に白花にほふ夜か雫の落ちて曇りふかくなる

あざやかに君の記憶が蘇るカトレア匂ふ雨の降る午後

しづかなる芽吹きの森は雨に濡れ生まるるものは光をまとふ

夜をこめて降りたる春の雨集め川面の光り揉み合ひてをり

雨の庭消えかけている半月に咲き初む椿紅く色映ゆ

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by fumi2718 | 2014-03-22 17:10